外壁塗装で安い見積もりを出された時、その安さが「良いもの」か「悪いもの」かが、あなた自身で判断できるようになります。
外壁塗装コンシェルジュ 建物工事のアドバイザー
外壁塗装の安い見積もりは失敗の元になります。
安いことは大変ありがたいことですが、安くなるということはそれだけ何かを削っているということ。
安さだけを考えていると、悪質な塗装業者につかまったり、失敗する塗装の原因にもなるため、どうして安いことだけを基準に考えてはいけないか、事前に知識をもっておきましょう。
すでに見積もりをされている場合は、適正かをチェックするポイントを公開しているので、確認してもらえると嬉しいです。
外壁塗装で安いだけの見積もりは危険である
安いということは、その安さを実現する為に、どこかの費用を必ず削っていることになります。安いだけがなぜいけないか、一緒に見ていきましょう。
安い外壁塗装の罠01
塗料をものすごく薄める
安い外壁塗装をするために一番とりやすい方法は、塗料をものすごく薄める行為です。安さだけを重視した結果、塗料が足りなくなり追加費用ももらえないので塗料を薄めることになってしまいます。
塗料ごとに基準塗布量があります この基準塗布量とは、各塗料メーカーが指定している1㎡あたりで使用する塗料の量。塗料はそのままでは使えないものがあるので希釈(溶液に水や溶媒を加えて薄めること。)する必要がありますが、必要以上に薄める行為で塗装費用を安くすることができます。しかし、薄めすぎた結果、失敗する外壁塗装になってしまいます。
外壁塗装業者に安い見積もりを出されたら、「その塗料1缶でどのくらいの範囲が塗れますか?」など聞いてみるといいでしょう。例えばダイヤモンドコート(塗料)を使って約50坪の外壁を塗装する場合、2.3~4.6缶分くらいが必要になります。
安い外壁塗装の罠02
人件費のカット
ベテランで技術力の高いスタッフは、それなりのお金を払わないといけません。人件費の安さを実現する為には、ベテランをはずして経験の浅いスタッフで外壁塗装をさせる必要があります。
このように、安さの影響を受けて、ベテランの塗装屋の職人が外されたまま塗装が行われ、結果的に失敗する外壁塗装になってしまいます。
安い見積もりを出されたら、「費用は安いけど、ちゃんとベテランの職人さんもいますよね?」など事前に塗装業者へ聞いてみましょう。
安い外壁塗装の罠03
工期を短く
塗装の工期が長い分、人件費や移動代などで費用がかさんでいきます。工期を短くしてかかる費用を抑えようとすると、塗装の乾燥が不十分なまま中塗り・上塗りなどが行われ、結局は失敗する外壁塗装になってしまいます。
安い見積もりを出されたら、「塗装のスケジュールか日程表をください」と、必ずどういう日程で塗装が進んでいくのか事前に確認してください。塗料の乾燥を十分させるためには約1日かかるため、最低でも3日分は下塗り・中塗り・上塗りで必要となります。十分な乾燥させる日程が含まれていなければ、塗装業者に確認しましょう。※中には下塗りと中塗り、または中塗りと上塗りを1日で済ませる塗装業者もいます。
安い外壁塗装の罠04
足場の削減
足場は塗装業者にとっての命綱でもあります、その足場を簡略化することで足場代をカット。そのせいで足場が不安定になり、事故が起きてしまう可能性もあります。
足場代は約30坪の一般的な建物であれば15~20万円になります。この金額を目安にして、足場代の見積もりが安すぎる場合は塗装業者に「なんでこんなに足場代が安いんですか?しっかりした足場は組める金額ですか?」と事前に聞いてみましょう。
安い外壁塗装の罠05
下請け業者に発注
人件費のカットには、べつの方法もあります。人件費をもっと安くしたいのなら下請け業者に頼んで塗装してもらう方が安くなります。さらに下請け業者は、中間マージンがとられるのでなんとか利益を増やそうと、時間をかけずに塗装をすぐ終わらせようとします。
これが悪循環となって、いい加減な塗装になり、結局は失敗する外壁塗装になります。こうならないため、塗装業者に「塗装してくれるのは、すべて自社スタッフになりますよね?」と事前に確認しておきましょう。
安い見積もりの外壁塗装には必ず理由がある
安い外壁塗装には理由があります。
- 塗料をものすごく薄める
- 人件費のカット
- 工期を短く
- 足場の削減
- 下請け業者に発注
この他、私たちが気付かないような塗装業者ならではの削減方法もあったりします。
中には安さを売りにして、このような悪いことを平然と行っている塗装業者もいますが、すべての塗装業者が悪いわけでは決してありません。
お客さんの要望に応えるため塗装業者は必死に考えます。考えて出た費用の削減方法が塗装業者へ負担を負わせることになり、このような方法をとらせてしまいます。故意でないにしろ、結果的に失敗する塗装になってしまうので、安い見積もりを出されたら、必ず事前に安さの理由を確認しましょう。
また、地域密着の業者だと、地元に根付いているため、不正などが少なくて適正価格で見積もりをしてくれるところが多いので、安い見積もりに騙されないためにも、地元業者を選ぶようにしましょう。
最後に…
ここまで読んでいただきありがとうございます。
見積もりの安さの危険性についてまとめてきましたが、分かりづらいところやもっと知りたい情報はありましたか?
どんな小さなことからでもご相談を無料でさせていただいているので、お気軽に以下のご相談フォーム・お電話にてご連絡くださいね。
あなたにとって、安心・納得の情報になれれば嬉しいです。
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